賃金
働くことでもらうことができる賃金。
学生時代のアルバイトから、こうした賃金は発生しています。
最低賃金
賃金にもいろんな賃金がありますが、その中の一つに「最低賃金」と呼ばれるものがあります。
これは読んで字のごとくといった感じですが、最低の賃金を表すもの。
この最低賃金以上の賃金で人を雇ってくださいねという賃金の一つの指標となっています。
誰がそんなこと決めてるの?って話になりますが、これは国が決めている制度です。
日本という国が最低賃金として〇〇円以上の賃金にしてくださいねといっているわけです。
都道府県別最低賃金
そんな最低賃金でありますが、全国一律で決められているわけではありません。
都道府県によって最低賃金は変わっており、最低賃金が高い所もあれば、低い所も存在しているんですよね。
都市部の方がより高くなる傾向がありますが、この辺は地域のことも考えてのことなのでしょう。
働く方からすれば賃金は高いことにこしたことはないのですが、あんまり高くすると企業が持ちませんからね。
今回は都道府県別の最低賃金が低い順にランキング形式で見ていきたいと思います。
ランキングを作るにあたり最低賃金データが必要となりますが、今回は厚生労働省が公表している令和5年10月のデータを使用しています。
都道府県別最低賃金時間額が低いランキング(令和5年10月)
それではランキングです。
順位 | 都道府県名 | 最低賃金時間額(円) | 発効年月日 |
1 | 岩手 | 893 | 令和5年10月4日 |
2 | 徳島 | 896 | 令和5年10月1日 |
2 | 沖縄 | 896 | 令和5年10月8日 |
4 | 秋田 | 897 | 令和5年10月1日 |
4 | 愛媛 | 897 | 令和5年10月6日 |
4 | 高知 | 897 | 令和5年10月8日 |
4 | 宮崎 | 897 | 令和5年10月6日 |
4 | 鹿児島 | 897 | 令和5年10月6日 |
9 | 青森 | 898 | 令和5年10月7日 |
9 | 長崎 | 898 | 令和5年10月13日 |
9 | 熊本 | 898 | 令和5年10月8日 |
12 | 大分 | 899 | 令和5年10月6日 |
13 | 山形 | 900 | 令和5年10月14日 |
13 | 福島 | 900 | 令和5年10月1日 |
13 | 鳥取 | 900 | 令和5年10月5日 |
13 | 佐賀 | 900 | 令和5年10月14日 |
17 | 島根 | 904 | 令和5年10月6日 |
18 | 香川 | 918 | 令和5年10月1日 |
19 | 宮城 | 923 | 令和5年10月1日 |
20 | 山口 | 928 | 令和5年10月1日 |
21 | 和歌山 | 929 | 令和5年10月1日 |
22 | 新潟 | 931 | 令和5年10月1日 |
22 | 福井 | 931 | 令和5年10月1日 |
24 | 岡山 | 932 | 令和5年10月1日 |
25 | 石川 | 933 | 令和5年10月8日 |
26 | 群馬 | 935 | 令和5年10月5日 |
27 | 奈良 | 936 | 令和5年10月1日 |
28 | 山梨 | 938 | 令和5年10月1日 |
29 | 福岡 | 941 | 令和5年10月6日 |
30 | 富山 | 948 | 令和5年10月1日 |
30 | 長野 | 948 | 令和5年10月1日 |
32 | 岐阜 | 950 | 令和5年10月1日 |
33 | 茨城 | 953 | 令和5年10月1日 |
34 | 栃木 | 954 | 令和5年10月1日 |
35 | 北海道 | 960 | 令和5年10月1日 |
36 | 滋賀 | 967 | 令和5年10月1日 |
37 | 広島 | 970 | 令和5年10月1日 |
38 | 三重 | 973 | 令和5年10月1日 |
39 | 静岡 | 984 | 令和5年10月1日 |
40 | 兵庫 | 1,001 | 令和5年10月1日 |
41 | 京都 | 1,008 | 令和5年10月6日 |
42 | 千葉 | 1,026 | 令和5年10月1日 |
43 | 愛知 | 1,027 | 令和5年10月1日 |
44 | 埼玉 | 1,028 | 令和5年10月1日 |
45 | 大阪 | 1,064 | 令和5年10月1日 |
46 | 神奈川 | 1,112 | 令和5年10月1日 |
47 | 東京 | 1,113 | 令和5年10月1日 |
というランキングとなりました。
ランキング1位となったのは岩手県
都道府県別最低賃金時間額が低いランキング(令和5年10月)1位となったのは、岩手県となりました。
最低賃金時間額は893円。
昔に比べるとかなり上がっているのは間違いありませんが、それでも900円以下ということで結構安い金額となってしまっていますね。
他の都道府県と見比べてみても、ちょっと辛い数字になっています。
ランキング2位となったのは徳島県&沖縄県。
共に最低賃金時間額は896円。
1位よりは3円上がっていますが、それでも900円未満。
1,000円を超えているような都道府県もある中で、やはり低いという印象を持つ額となっていました。
東北・四国・九州沖縄が上位に目立つ
こうしてランキングを見ていると、上位には東北、四国、九州沖縄といった地域の都道府県が多くランクインしているのが分かります。
4位以下を見てみると秋田県(東北)、愛媛県(四国)、高知県(四国)、宮崎県(九州)、鹿児島県(九州)、青森県(東北)、長崎県(九州)・・・と続いておりまして。
都道府県単位での事情ももちろんあると思いますが、こうした地域的なものもあるように思うようなランキングでもありますね。
こうしたところにもいわゆる地域の格差というものは如実に表れておりまして。
もちろんその代わり物価が安いといったメリットもあるとは思うんですけどね。
最低賃金のランキング色々
・【経済/最低賃金】都道府県別最低賃金時間額ランキング(令和5年10月)
・【経済/最低賃金】都道府県別最低賃金引上げ率ランキング(令和5年10月)
・【経済/最低賃金】都道府県別最低賃金引上げ率が低いランキング(令和5年10月)
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