出生
人口動態に大きく関係してくる出生。
出生がないと人口が増えることはありません。
合計特殊出生率
出生に関するデータにも様々なものがありますが、そうしたデータも日本には数多く存在しています。
その一つとなるのが「合計特殊出生率」というもの。
名前に特殊と入っているので、なんだこれは・・・と思いがち。
合計特殊出生率とは「一人の女性が生涯に産むと推定される子供の数を表す指針」とされています。
意味が分かればそれほど難しいような意味合いではなく、理解することも容易だと思います。
この数字が高くなれば出生数が増え、低くなれば出生数が減るということになります。
都道府県別合計特殊出生率
さて、今回はこの合計特殊出生率というものについてみていくわけですが、この数字も変動のある数字。
日本では47都道府県あることがよく知られていますが、この都道府県単位で見てみるとこれにも差が出ています。
合計特殊出生率が高い都道府県もあれば、そうでない都道府県も存在。
そこで今回は都道府県別の合計特殊出生率を高い方から順にランキング形式で見ていきたいと思います。
ランキングを作成するにあたり年別の合計特殊出生率が必要となりますが、今回は政府統計の窓口e-Statで公表されている2023年のデータを参考にしています。
都道府県別合計特殊出生率が高いランキング(2023年)
それではランキングです。
順位 | 都道府県名 | 合計特殊出生率 |
1 | 沖縄県 | 1.60 |
2 | 長崎県 | 1.49 |
2 | 宮崎県 | 1.49 |
4 | 鹿児島県 | 1.48 |
5 | 熊本県 | 1.47 |
6 | 福井県 | 1.46 |
6 | 島根県 | 1.46 |
6 | 佐賀県 | 1.46 |
9 | 鳥取県 | 1.44 |
10 | 山口県 | 1.40 |
10 | 香川県 | 1.40 |
12 | 大分県 | 1.39 |
13 | 滋賀県 | 1.38 |
14 | 徳島県 | 1.36 |
15 | 富山県 | 1.35 |
16 | 石川県 | 1.34 |
16 | 長野県 | 1.34 |
18 | 和歌山県 | 1.33 |
18 | 広島県 | 1.33 |
20 | 山梨県 | 1.32 |
20 | 岡山県 | 1.32 |
22 | 岐阜県 | 1.31 |
22 | 愛媛県 | 1.31 |
24 | 高知県 | 1.30 |
25 | 愛知県 | 1.29 |
25 | 三重県 | 1.29 |
25 | 兵庫県 | 1.29 |
28 | 福岡県 | 1.26 |
29 | 群馬県 | 1.25 |
29 | 静岡県 | 1.25 |
31 | 青森県 | 1.23 |
31 | 新潟県 | 1.23 |
33 | 山形県 | 1.22 |
33 | 茨城県 | 1.22 |
35 | 福島県 | 1.21 |
35 | 奈良県 | 1.21 |
37 | 栃木県 | 1.19 |
37 | 大阪府 | 1.19 |
39 | 岩手県 | 1.16 |
40 | 埼玉県 | 1.14 |
40 | 千葉県 | 1.14 |
42 | 神奈川県 | 1.13 |
43 | 京都府 | 1.11 |
44 | 秋田県 | 1.10 |
45 | 宮城県 | 1.07 |
46 | 北海道 | 1.06 |
47 | 東京都 | 0.99 |
というランキングとなりました。
ランキング1位は沖縄県
都道府県別合計特殊出生率が高いランキング(2023年)1位となったのは、沖縄県となりました。
合計特殊出生率は1.60。
全国の都道府県で唯一1.5を超える合計出生率。
2位と0.1差をつける、頭一つ抜けた存在と言ってもいいでしょう。
ランキング2位となったのは宮崎県と長崎県。
合計特殊出生率は1.49。
ともに九州地方の2県がランクインしました。
他にも上位には九州の県がランクインしており、1位の沖縄も含め南の県が上位に来る結果となっています。
出生のランキング色々
・【統計/出生】年別日本の出生率が高い年ランキング(人口千対)
・【統計/出生】年別日本の出生率が低い年ランキング(人口千対)
コメント